受講者インタビュー・小林未央子さま – JAPAN FOOD DOCTOR

受講者インタビュー・小林未央子さま

従来の診断に加え、食事や栄養素を中心として生活習慣からのアドバイスができるようになりました!予防医学に力を入れていく上で、フードドクターの知識は必ず役立ちます。

 

 

小林未央子
医師(救急/内科/腎臓内科/抗加齢医学専門医)

 

 Q1.ご自身について教えて下さい。 

初期研修医終了後、腎臓内科医を経て、救命救急医として救命センター・集中治療室に長年勤務して参りました。救命センターでは、大きな事故等による重度外傷の患者さんはもちろん、心筋梗塞や脳卒中、心肺停止、感染症などの重症の内因性疾患の患者さんの受け入れ・急性期診療を行ってきました。

現在はライフステージの変化に合わせ、少し重症度を下げた救急外来をメインにお仕事させていただきながら、腎臓内科でのスキルを活かし、人工透析施設で腎不全や高血圧・糖尿病など慢性疾患の診療にもあたっております。

  

 

Q2.フードドクターとの出会いについて、教えて下さい。

ポデリッシュキッチンの前身であるトレフルキッチンとの出会いは、職場後輩からのご紹介でした。

救命救急センターに勤務している間は、月に数回の24時間以上の日当直勤務があり、勤務中も、急な救急車の受け入れや入院患者の急変で、食事や休息もまともに取れないといったことも日常茶飯事でした。そして勤務後は疲れて料理する余裕なし、食事はコンビニ食メイン、という状態でした。

そんな中、トレフルキッチンで習うお料理はどれも美味しくて、おしゃれなのに作りやすい。次第に、「お料理って楽しい!」と思うようになり、おのずと自炊機会も増えていきました。

また、その頃開講していたポデリッシュコース(現在フードドクター育成コースの前身)で一番はじめに受講したテーマは、偶然にも「腎臓」。腎臓内科医時代に患者さんに指導していた食事内容と全く違う切り口で、非常に印象的だったのを覚えています。そこから、後にも記載しますが、医師として治療以前の食事や栄養のことにとても興味を持ち始めました。その後、フードドクターコースが開講されると聞いて、第一期生として受講することに決めたのは自然な流れでした。

 

 

 

Q3.フードドクターの受講方法と、受講して良かった!と感じるポイントを教えて下さい。  

オフラインで現地受講していました。

フードドクター育成コースで習うメニューはいわゆる「健康食」でありながら、見た目も華やかで、美味しいものばかりです。そして何より、簡単に作れる、というのも私の中では大きなポイントでした。

帰宅後でも作れるし、メニューによっては、週末にたくさん作り置きして小分けに冷凍し、朝温めて職場にジャーなどでランチに持っていくなどしています。また、授業があることで知識が定着し、習うメニューにとどまらず自身で考えて多方面に応用できるようになることも魅力の一つだと思います。

 

 

Q4.フードドクターでの学びを活かしていること・経験を教えて下さい。

 まずは何より、自身の体質・肌質が自然に変化しました。便秘がちだったり、浮腫みやすい、太りやすい、などのトラブルがありましたが、それをコントロールできるようになった様に感じます。どうしても知らず知らずのうちにストレスが溜まったり、体が疲れたりすることがありますが、体のサインをキャッチして、今自分に必要な栄養素を考えて必要なお料理を作れるようになりました。

お付き合いで外食が続くこともありますが、その際も栄養素からメニューを選んだりすることもできるようになった気がします。また、医師という職業の性質上、友人・知人などからも体調の不安を相談されることもありますが、その際にも食事や栄養素を中心として生活習慣からのアドバイスができるようになったことも非常に嬉しい変化の一つです。

 

 

 

Q5.フードドクターの知識を活かして、活動していきたいことがあれば教えて下さい。

救命センターで多くの症例を経験する中で、「もっと早い段階で、きちんと知識を持って生活習慣病を予防しておけば、ここに運ばれるほど悪くならなかったのではないか」と考えさせられることが度々ありました。健康は今日意識して明日得られるものではありません。早い段階からの知識と心がけ、そしてその習慣化が重要です。

ですので、一人でも多くの人が、最後の最後まで心も体も良好な状態で幸せに過ごせるように、病気を未然に防ぐ予防が「人生百年時代」と言われる今後、非常に重要になると考えています。医師として、次のステップでは予防医学にも力を入れていきたいと思っており、その上で、フードドクターで習得した知識は必ず役立つと思っています。また最近は、バリバリ働くキャリア女性からも体質改善や妊活などのことで相談を受けることが多々あります。

私自身がそうであったように、忙しい中でも自然と体に良い食生活・生活習慣を身に着け、ご自身の体もキャリアも大事にしていけるようなサポートをして行けたらいいな、と考えています。

 

 

Q6.フードドクターの受講を悩んでいる方に、お伝えしたいことがあれば教えて下さい。

ぜひ初めの一歩を踏み出して、嬉しい変化を感じてください!